第九番 大勢至菩薩(だいせいしぼさつ)

大勢至菩薩は阿弥陀如来の右脇に立ち、浄土三尊の一尊として姿は観音様に似て居り頭の上に宝瓶をいただき合掌して居られます。
 大変な力持で一踏すれば宮殿がゆらぐといわれ威力のある佛様です。功徳は私たちの善心を守り、智慧の理性で身体健全、学業成就、苦悩を除き、精進精励のおかげがあるといわれます。午年の守り本尊で、法事には一周忌の佛様です。
御真言
おん さんざん さく そわか
御詠歌
大勢至 ちえのひかりに てらされて さんずのやみも きえうせぬべし
  • 大勢至菩薩

東泉寺(とうせんじ)

当山は弘仁年中弘法大師が当地に来錫せられ手ずから彫刻されて祀られたと伝へられ、其後火災の為め消失、現在は安阿弥作と伝へ、日光、月光両菩薩が脇立になって居ります。元の寺は今の伽藍の後方杉小立の中にあり墓地や寺跡が残っています。徳川時代に25代中興祐雄上人松江藩主松平公の帰依を受け現在地に伽藍を建立せられました。
 稲荷大明神は祐雄上人、京都愛染寺より勧請霊験あらたか藩主より85俵の禄を賜り明治の始め迄歴代藩主の帰依がなされて、祈願所に成って居ります。明治40年雲照大和尚開眼新四国八十八ヶ所は境内地8千坪を越へる御山に建立、出雲国で最初の八十八ヶ所です。本堂は昭和41年11月8日護摩堂を現在地に移し、高野山金堂を模して建立され位牌堂と共に、その内荘嚴はまれに見る立派なものです。本尊薬師如来と共に十三仏霊場第九番大勢至菩薩を祀っています。
 年例祭は4月21日。10月8日。本尊様及弘法大師様のご宝楽と先祖位牌供養をして居ります。
ご本尊
薬師如来
開基
弘法大師
  • 本堂
山門 大師堂

アクセス

寺院名
医王山 東泉寺とうせんじ
住所
〒699-0101
島根県松江市東出雲町揖屋2207
電話
0852-52-2077
駐車場
普通車8台、マイクロ大型バス可
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