第十三番 虚空蔵菩薩
第十三番虚空蔵菩薩は、右手に智恵をあらわす剣を持ち、左手には福徳をあらわす宝珠を持っておられ、福徳智恵が大空の如く広大無辺であることを虚空蔵という名称で示されています。即ち衆生に無量無辺の福智両面のご利益を与える事を誓っておられるこの菩薩に対し、一心にご真言を唱えて願う時は諸願悉く如意圓満すと経に説かれており、特にご真言100万返を唱えると一度視た事聞いた事は決して忘れることは無いといわれています。
- のうぼう あきゃしゃきやらばや おんあり きゃ まりぼり そわか
- こくうぞう 仰げばたかし もろびとの のりもたからも ねがうまにまに
岩屋寺
当山は、来待駅から南へ4キロメートル奥の佐倉区内岩山の中腹に在る名刹で元は石段下の平地に持仏堂と僧房があったが、宝暦9年の大洪水で総て流失した為現在地へ再建立したと古文書に記してある。寺の後方約100メートルの所、元本堂跡の大巌窟内に薬師堂あり、行基菩薩作と伝える薬師如来像が安置されている。裏山の周囲2キロの通路には新四国八十八ケ所の霊場があり、途中島根の名水百選・歴史の泉の一つ天然勝景の高さ13メートルの滝がある。滝の周辺には多種類の植物繁茂し、特に「しだ」類が多種あり、その原生地として植物学上貴重な資料とされている。
- 大日如来
- 弘法大師と伝う