第七番 薬師如来
薬師如来は東方浄瑠璃世界の教主で瑠璃光を以て衆生の病苦を除き、心の暗を照らす故に、薬師瑠璃光如来また、大医王仏とも呼ばれます。
如来のお姿は、右手に施無畏印、左手に与願印を結び、左手に薬壺を持ち、結跏趺座で蓮華の台座に座しておられます。
十二の大願の中に、「我此名号一経其耳、衆病悉除身心安楽」とあり、特に治病滅除に利益がある仏として信仰されるようになりました。
衆生は滅後、四十九日を以て、「忌み明け薬師」の慈悲の御手に救われて、安養浄土へと導かれます。
当山の薬師如来をご参拝いただき、有難い御縁を結び、身体は勿論の事、心の病も除いて、幸福を頂いて下さい。
如来のお姿は、右手に施無畏印、左手に与願印を結び、左手に薬壺を持ち、結跏趺座で蓮華の台座に座しておられます。
十二の大願の中に、「我此名号一経其耳、衆病悉除身心安楽」とあり、特に治病滅除に利益がある仏として信仰されるようになりました。
衆生は滅後、四十九日を以て、「忌み明け薬師」の慈悲の御手に救われて、安養浄土へと導かれます。
当山の薬師如来をご参拝いただき、有難い御縁を結び、身体は勿論の事、心の病も除いて、幸福を頂いて下さい。
- おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
- やくしぶつ ねがえ人々 身のやまい 心のやまい いえざるはなし
自性院
当山はもとは能義郡富田城の郷にあり、恵日山長久寺(弘法大師の開基)と呼ばれたが、堀尾帯刀吉晴公が松江に城を移される時、城東守護神として、学雄上人により富田より移し龍宝山自性院と改められた。現在の本堂の本尊は延命地蔵菩薩である。
護摩堂の本尊十一面観音菩薩は、行基の作と伝え、松平二代目綱隆公の寄進である。護摩堂の秘仏波切不動明王は四寸二分の座像にして弘法大師の作と縁起に伝えられる。大師入唐求法成就して唐から帰国する際、二仏の像を刻まれ師の恵果和尚により開眼された。うち一体が紀州高野山南院にあり、もう一体が自性院の秘仏となった。帰国の際暴風雨吹き荒れる波を切り、無事に日本に着かれたことにより、「波切不動明王」の名がついた。霊験あらたかな不動尊に遠近の参詣者は絶えることがない。
護摩堂の本尊十一面観音菩薩は、行基の作と伝え、松平二代目綱隆公の寄進である。護摩堂の秘仏波切不動明王は四寸二分の座像にして弘法大師の作と縁起に伝えられる。大師入唐求法成就して唐から帰国する際、二仏の像を刻まれ師の恵果和尚により開眼された。うち一体が紀州高野山南院にあり、もう一体が自性院の秘仏となった。帰国の際暴風雨吹き荒れる波を切り、無事に日本に着かれたことにより、「波切不動明王」の名がついた。霊験あらたかな不動尊に遠近の参詣者は絶えることがない。
- 延命地蔵大菩薩
- 学雄上人